【束見本】たばみほんじゃなくつかみほん

こんにちは武島です
つかみほんで変換したら掴み本になりました。いまいちスマホ使いこなせません。
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というわけで束見本の話です
束見本とは、
表紙や見返し、本文を実際に使うものと同じ材料で製本した本の見本です。

出来上がりの装丁やイメージを確認するためにまず形にしてみよう!と作ってみるわけです
ケースがある本の場合はこの束見本をもとに寸法を出します。本の束(厚み)を知りたいとき、紙1枚でこの厚みだから16ページだったら・・・と計算して出せないこともないかもしれませんが実際に製本してみないと正確にわからないのでかなり重要です

製本の現場としては作業工程で問題がないか実際に作ってみて確認するという役割があります

実際にやってみたらのりをつけるとしわしわになる紙だったとか、紙が固すぎて機械に通せないとか色々なことがここでわかります
それをもとに材料や製本工程を相談してつめていきます
材料や製本工程を変えて何回も作って、なんとしてもこの本を作ってやる!と束見本作りはとても燃えます

最近つくった束見本です

印刷が始まる前に作成するものなので、表紙も本文も真っ白白。
実際の本になったもの以上に装丁の工夫が際立ちます
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上製本です。黒の見返しがキマってます

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断ち切り表紙の本です。いちょうが入っています。三方仕上げのあと三方銀つけしてあります

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中綴ミシンの本です。なかに観音折があります

博勝堂で働くまでは本をみるときデザインや中の文章/絵しかみていなくて細かいところまで気にしたことがなかったのですが、うちにある本も製本屋さんが工夫して作ったんだと思うとより愛着がわいてきます。

ちなみにいま右から開くのと左から開くのとで違うページがでてくる不思議な本の束見本を作っています。仕組みを聞いたらなるほどなーと感心しました。機会があったらご紹介します